t_kitam2005-10-30

和歌山県御坊市吹奏楽団での本番。


朝から野球大会のBG。
寒いね。でも、奉納太鼓の演奏とかもあって面白い。
政治家パワーで野球大会開会式も出来るだけ盛大にって感じでしょうか。
お土産にもらったアイテム、自民党タオルと当選シーンのポストカードがgood。
思いがけず、シュールな笑いを提供してくれて、ありがたい。


昼からは、バンドフェスタ。


トロンボーンのレッスンをさりげに聴講。
チューニングB♭〜その上のFまでの音って、楽器の特性上高くなるから、
普通のポジションよりもちょっと抜きめに吹きましょうって、初めて知った。


本番の自分の演奏は、、、うーん、やってしまった。ホルストの第二組曲のソロ、
異常に緊張。弱弱しく、撃沈だ。なんと恥ずかしい。やっぱシンフォニックな曲を
やるときは、前の週からメンテが必要だ、と思った。ロングトーンとか。
ポップスはまだよかったのだけど・・・。


御坊市吹は、僕のもっとも愛すべきというか尊敬すべきバンドだ。
正直、技術的に上手いバンド、というわけではないのだけど(失礼)、
音楽に対する姿勢が本当にすばらしいと思う。
近頃は(昔から?)吹奏楽コンクールのせいか、吹奏楽がスポーツや
マスゲームのようになっていて、技術の競い合いや、考え方の違いによる争い、
運営上のゴタゴタ等の目立つ吹奏楽団が多いが、ここだけはそういう団じゃ
ないように思う。いや、実はそうで、僕が知らないだけかもしれんけど。
でも、多分、ギスギスした感じはない。
完成度に荒さはあるけど、純粋にアートな感じなのだ。
足りないものはあるかもしれんけど、余計なものがないって感じかなあ。


そしてそれを活かしている指揮者、西垣先生も本当にすばらしい。
とても尊敬すべき人だ。


この団のエキストラとして初めて関わったのが、大学1回生のときだったかな。
あれから、10年近くが経つけど、僕がこの楽団から得たものはすごく大きい。
音楽集団がどうあるべきか、音楽をどう作っていくべきか、何が芸術的なのか、
など、今の僕の音楽に対する考え方の多くは、この団に関わらせてもらうことで、
形成されてきたと思う。
かましいけど、今後もたまによらせてもらえたらありがたい、って、しみじみ思う。
あ、団費も払わずにキレイ事言うなって感じだな…。