今は仕事の少ない時期だから、ということで、
国際税務に関する関係会社用テキストの作成をやらされている。
ってか、そのせいで余計に忙しくなってるんだけど…!!(怒)


資料集めのため、ネット検索をしていて見つけたもの
http://www.kadoma-shisyokurou.org/rensai/kigyou-youkamati060206-akahata.html
共産党の新聞記事だが…なんじゃこりゃ。これを暴論というのだ。


法人所得に関する税収が減っているのは、「みなし税額控除」のせい。
そんな大企業優遇税制は廃止すべきってな論理らしいのだが…


「みなし税額控除」の制度についても理解を間違っているし、
そもそも、みなし税額控除に限らず「外国税額控除」は大企業優遇税制ではない。
OECDでも、発展途上国でも認められた、二重課税を排除するための税制の技術ではないか。
みなし税額控除というのは、免税国での政策の効果がちゃんと生きるように、日本で税金取らずに払ったものとみなしましょうってもんだ。
税制について勉強したことのある人なら、記事が大間違いであることはすぐわかるはず。


「税額控除 共産党」などでググってみたらば、他の地域でも同じような理論で税制批判を行っているようだ。
体制批判とか、そういうのは別にええんやけれども、人々が制度をよく知らないのをええことに、暴論展開しまくるのはヤメてくれと思う。