死の覚悟って、出来てる?
僕は、どうやっても、まだ、死ねない。
ってか、絶対死にたくない。
死は、怖くて怖くてたまらん。
実は死ぬかもって想像しただけでヤバイ。


よく主張することだけれど、人生(人生とは何かという議論はひとまず置いておいて)、「太く短く」と「細く長く」のどちらがよいかと言われた場合に、「太く短く」を採る者も多いのだけど、そのような人は死に対しての認識が甘いのではないか、と(自分も死んだことないってのに)思ってしまう。TVゲームのリセットボタンでも押すような感じで、死を見ているのではないか。んで、TVゲームの中の主人公としての自分(死に行く方)と、「ああ、死におったなあ」と思いつつ電源を切っている自分(死ぬのを見てる人、誰だ?)、ってな感じで、勝手に主体を2つ登場させているように思う。本当(と僕が思っているだけかもしれないが)は、死に行く自分しかいないはずなのに。
ついでに言うと、自殺ってのも、主体が2つあると思っているか、又は、死後の世界をどこかに信頼していなければ、できないもんなのじゃないかと思っている。死んだ方が楽になる、っていう見方は、死後の世界を肯定しているようなもんだ。


太く又は細くってのは、相対的で抽象的な概念なので、何ともいえないけど、なんせ、短くってのは、死の怖さを棚に上げた意見であって、あまり本気じゃないように思う。死が直前に迫ったら、「あ〜ゴメン、やっぱ、キャンセル、細く長くで…」と言っちゃうのではなかろうか。


いや、まだ死んでないし、死にかけてもいない僕が、何を言っても説得力ないかもしれんけど、絶対、細かろうが長くの方がいいと思うのよね。なんてったって、死ぬの嫌だから。